接着剤はきれい好き

実はほとんどの接着剤はきれい好きです。
・・・というわけではありませんがくっつけるところをきれいにすることは接着剤でくっつける上ではとても大切なことです。今回はその理由をご紹介します。

くっつけるものの表面をきれいにしないとどうなる?

答えは、しっかりくっつかなくなります。
ここで言う「きれいに」とはくっつけたいものの表面に何もない状態を言います。(プライマーなど接着剤用に作られたものはしっかり乾かせば大丈夫です。)
目に見えるホコリやサビなどはもちろん、水分や油などがついているとしっかりくっつきません。また、色を塗ったり、ニスなどでコーティングしたところもしっかりくっつけることができません。一緒に固めてしまえばと思われるかもしれませんが、そうはいかない理由をそれぞれ紹介します。

・ホコリ、砂、ゴミ等
接着剤はくっつけたいところのすき間に薄く、ムラなく均等に広がるほど強くくっつけることができます。くっつけたいものの間にホコリなどがあると、わずかながらすき間が広がり接着剤が本来の力を発揮できなくなります。また、場合によってはホコリなどとくっつけたいものの間に接着剤が入らなかったり、入ったホコリ等が固まった接着剤より脆く、そこからはがれてくる原因にもなります。

・油等
油も潤滑油などだけでなく、皮脂や指紋汚れ、剥離剤なども含みます。こういった油などは接着剤でくっつくことを邪魔します。ですので、油などが残っていると接着剤が固まっても油面ではがれてしまう原因になります。

・塗装(塗料、ニスなど)
せっかくきれいに色を塗ったとしても接着剤でくっつけるには逆効果になります。塗料などは塗った表面にしっかりくっつくようになっていますが、もの同士をくっつける用途には作られていません。ですので、もの同士をくっつけるための接着剤よりくっつく力は弱いので、力の強い接着剤に引っ張られて塗料などを塗った表面からはがれてしまいます。

・サビ
鉄などにつくサビは表面が凸凹しています。ですので、ホコリなどと同じように接着剤が均等に薄く均等に広がることができず、しっかりくっつけることができません。また、サビは脆いので砕けてはがれてしまいます。

接着剤がはがれてしまうそれぞれのイメージ

取れるものは取る

このような理由からくっつけるものの表面の取れるものは取ってしまうことが接着剤でくっつける基本になります。拭き取った後の水もしっかり乾燥させる、削り取った削りカスもしっかり取り除くようにしてください。

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