瞬間接着剤は多くつければ良いというものではありません

瞬間接着剤は多くつければしっかりくっつくように思われるかもしれませんが、実はそうではありません。その理由としっかりくっつけるための基本的な使い方をご紹介します。

瞬間接着剤は適量が一番

瞬間接着剤は空気中やくっつけるものの表面にある微量の水分で固まり始め、反応がどんどん内部へ伝わっていき完全に固まります。(瞬間接着剤の詳しい仕組みはこちら
つける量が多かったり、はみ出した分は反応が中まで伝わるのに時間がかかりなかなか固まりません。つけた厚みによっては中が全く固まらない場合もあります。その間に触れてしまうと固まっていない瞬間接着剤が他のところについてしまったり、周りが白くなる白化現象が起きやすくなってしまいます。また、くっつけるすき間が広いと同じようになかなかくっつかないということが起こります。
瞬間接着剤は適量をつけすぐに押し付け、すき間はなるべく少なくすることで速くしっかりくっつきます。

瞬間接着剤が固まるときのイメージ

どれくらいつければいい?

瞬間接着剤一滴でしっかり押し付ければ10円玉くらいまで広がります。それを目安に適量をつけ、もしはみ出した場合は他の部分に広がらないようにふき取ってください。

瞬間接着剤をクリアファイルにはさんで広がりを比較

クリアファイルは瞬間接着剤がついてもくっつかない素材(PP:ポリプロピレン)でできているので、不要になったクリアファイルは捨てずに瞬間接着剤を使う作業の下敷きとしておすすめです。(念のため使う前に素材をお確かめください)

少量を細かい部分につけるのにおすすめの関連商品

少量を細かい部分につけたい場合はさらに先が細いノズル(キャピラリーノズル)もあります。こちらはアルテコ瞬間接着剤のノズルの先に取り付けて使います。瞬間接着剤の容器に比べ先がさらに細くなっているので、細かい部分にも瞬間接着剤をつけやすく、少量でも液を調整できます。また、先が詰まっても先を少しずつ切り落として使うことができます。

MN-02 瞬間接着剤用ノズル
容器のノズルの先につけたキャピラリーノズル
 
左:キャピラリーノズル使用
右:容器ノズル
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