瞬間接着剤のはみ出した部分はなかなか固まらない

瞬間接着剤を使ったとき、はみ出した部分がいつまでも固まらない――そんな経験はないでしょうか。いつになったら固まるのかと不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これは異常ではなく瞬間接着剤の仕組みに理由があります。

なぜ固まらないのか

瞬間接着剤はくっつけるもの同士を押し当てると薄く広がり、両面のわずかな水分と反応して固まります。
瞬間接着剤は表面から固まっていくため、表面から内部までの距離が短いほど早く固まります。
一方で、外にはみ出した瞬間接着剤は押し当てられた部分に比べて厚みがあり、内部まで水分が届きにくくなります。その結果、はみ出した部分は内部まで固まるのに時間がかかります。
これが、はみ出した部分がなかなか固まらない理由です。
もし瞬間接着剤が空気に触れた瞬間に全体まで一気に固まってしまう性質だったらどうでしょうか。
容器から出した瞬間に固まってしまい、必要な場所に広げる前に使えなくなってしまいます。適度な作業時間が確保されているからこそ、確実に接着することができます。

しっかり接着するために

しっかり接着するために、基本的には接着剤をはみ出させないよう適量を塗布することが大切です。瞬間接着剤は薄く広がることで本来の性能を発揮します。また、白化現象(接着剤をつけた周りが白くなる現象)も起こりやすくなります。
一方で、あえて多めに塗布し、固まった後に削って仕上げることを想定する場合もあるかと思います。そのような場合には、スプレープライマーなどの「硬化促進剤」を使用することで、はみ出した部分も素早く固めることができます。

パッケージなどに表示されている接着スピードは薄く広がった状態の目安です。
※ゼリー状は液状に比べてゆっくり固まります。

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