速乾アクリアを使った簡単工作

今回は水性接着剤「速乾アクリア」を使った簡単工作をご紹介します。
接着剤なのでくっつけたり貼るだけと思われるかもしれませんが、速乾アクリアの特徴を活かし、特別なものは使わずに好きな絵柄をデコパージュできるやり方をご紹介します。
(デコパージュとは紙や布などを切り貼りして、家具などの表面を装飾する技術やアートの一種です。)

そもそも速乾アクリアとは

速乾アクリアとはアルテコが販売している水性接着剤です。
主な特徴は
・乾きが早い
・固まってからも柔らかい
・固まる前は白い液だが固まると透明になる

用意するもの

・速乾アクリア
・好きな絵柄を印刷した紙
(通常のコピー用紙。紙によってはできない場合があります。)
・筆
(速乾アクリアを塗るために使いますが、容器から直接塗ることもできます。終わった後はよく水で洗い流してください。)
・貼り付けたいもの
(水をはじく、水がしみこまないものにはできません。また、水にぬれるものは剥がれるおそれがあります。)

作り方

印刷した部分に印刷した絵が見えなくなる程度速乾アクリアを塗ります。絵からはみ出しても後で切ることができます。
(印刷方式によってはにじむ場合があるのでその場合は印刷方式を変えてください)


温度と塗る厚さによりますが数時間で透明になります。透明になったら再度速乾アクリアを塗り重ねます。
縦と横の交互に塗り重ねていくとムラになりにくくなります。
好みの厚さになるまでこの工程を繰り返します。


好みの厚さになったら必要な部分のみを切り離します。


切り取った絵の裏(速乾アクリアを付けていない方)に水を付けて指で擦り、紙を剥がしていきます。
この時強く擦りすぎると印刷した絵ごと剥がれてしまうおそれがあります。また、速乾アクリアは水に弱いため水を付けすぎると表面が曇ったようになってしまうことがあるので注意してください。


紙が取れると速乾アクリアに転写された絵だけが残ります。固まった速乾アクリアは透明なため裏が透けて見えます。また、残す紙の量により透け方が変わりますのでお好みの透け方にできます。


紙を取り、水が乾燥したら裏に速乾アクリアを塗って飾りたいものに貼り付けます。
速乾アクリアは固まっても柔らかいので湾曲面にも貼り付けることができます。


貼り付けたら周りを含めて速乾アクリアを塗ります。気温等により粘度や乾く速さが変わるので、ムラができたり塗りにくい場合は水に速乾アクリアを混ぜて薄めて塗ってください。
この工程を飛ばすと柔らかいシールのようにすることもできます。


完成しました。
早ければ1日でできますのでぜひ皆さんも作ってみてください。

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